これやったら勉強嫌いに?親が家庭学習で気をつけたい4つのこと|初めての小学校受験 VOL.7
こんにちは。小学校受験指導歴9年、娘のおぺりちゃんをほぼ自宅学習で小学校受験に合格させた、おぺりママです。
小学校受験を始めると、避けて通れないのが家庭学習。
でも家庭学習を続けていると、
子どものためにやっているはずなのに、これって逆に勉強を嫌いにさせてない?
と思うことがあります。
今回は、小学校受験の家庭学習で親がついやってしまいがちな「子どもを勉強嫌いにする⁈」4つのことについて考えてみたいと思います。
1.親が「教えよう」としすぎる
わが子に勉強を教えるとなると、つい、
「違う!そうじゃない」
「ここはこうでしょ?」
「ちゃんと見て」
「さっきもやったでしょ」
と、間違えた瞬間に訂正したくなります。
だって、親には答えが分かっているから。
子どもが間違った方向へ進んでいると、ついつい正しい方向へ戻してあげたくなります。
でも、子どもはまだ考えている途中かもしれません。
「あれ?違うかな?」
「じゃあ、こうかな?」
そんなふうに、自分で考えて、自分で気づく時間も勉強の一つです。
そこで親が先回りして、
「違うよ」
「こうやるんだよ」
と答えや方法を教え続けてしまったらどうでしょう。
間違えること自体が嫌になって、
「間違えたくない」
「答えたくない」
となってしまうこともあります。
さらに、いつも親が先回りして教えてくれることで、
自分で考える前に、親の指示を待つ。
そんな学習になってしまうこともあります。
「教えること」よりも、
子どもが考える時間を待つ。
教えるより一緒に考えてみる。
家庭学習では、これも大切だと思っています。
2.親が全部決める
「今日はプリント10枚ね」
「毎日やるって決めたでしょ」
「次はこれをやって、その次はこれ」
小学校受験なので、もちろん親の管理は必要です。
幼児に「好きなように勉強してね」だけでは、なかなか難しいですよね。
でも、
いつやるのか。
何をやるのか。
どれだけやるのか。
そのすべてを親が決め続けてしまったら、子どもにとって勉強は、
「自分がやるもの」ではなく「親にやらされるもの」
になってしまうかもしれません。
だから、全部を子どもに任せなくても、
「今日はこっちとこっち、どっちからやる?」
「あと1枚やる?今日はここまでにする?」
と、小さなことから自分で選ばせてみる。
ときには、
「今日は何をやる?」
と自分で決める日を作ってみてもいいと思います。
親が決めたことをやらせるだけではなく、子ども自身が学習に参加する余地を作る。
これも、自分から学ぶための第一歩だと思います。
3.親が「勉強は忍耐」だと思っている
「勉強が終わったら遊んでいいよ」
これ、つい言ってしまいませんか?
もちろん、この言葉自体が悪いわけではありません。
でも毎日のように、
勉強=我慢して先にやるもの
遊び=そのあとに待っている楽しいもの
という扱いをしていたら、知らないうちに親自身が、
「勉強は我慢してやるもの」
と子どもに伝えてしまうこともあります。
「これができたらお菓子ね」
「今日は頑張ったからゲームしていいよ」
これも同じです。
そして、もう一つ。
家庭学習を始めると、親はつい最初から「ちゃんと勉強させよう」としてしまいます。
「ちゃんと座って!」
「姿勢を正して!」
「鉛筆はこう持って!」
「問題をちゃんと聞いて!」
もちろん、姿勢も鉛筆の持ち方も大切です。
小学校受験なら、少しずつ身につけておきたいことでもあります。
でも、まだ幼い子どもに、
問題を考える。
姿勢を正す。
鉛筆を正しく持つ。
話を聞く。
これを最初から全部同時に求めたら、勉強するだけで疲れてしまいます。
だから私は、まずは
「やってみたい!」
「分かった!」
「できた!」
を大切にすることが先だと思っています。
楽しく取り組めるようになってから、姿勢や鉛筆の持ち方などを一つずつ整えていけばいい。
勉強は、苦しいことを我慢する練習ではありません。
「どうしたらこの子が楽しく学べるだろう?」
まずはそこから考えてみてもいいのではないでしょうか。
4.「何点だった?」結果だけを見る
プリントが終わったら、
「何問できた?」
模試が返ってきたら、
「何点だった?」
できたら褒める。
できなかったら心配する。
小学校受験をしていると、どうしても結果が気になります。
でも結果だけを見続けていると、
「できた=褒められる」
「できない=ダメ」
と、子ども自身が感じるようになってしまうかもしれません。
でも本当に見てあげたいのは、点数だけでしょうか。
「どの問題が面白かった?」
「どれが難しかった?」
「どうやって考えたの?」
「これ、前は難しかったのに分かるようになったね」
昨日できなかったことが、今日できるようになった。
最後まで考えられた。
間違えたけれど、もう一度挑戦した。
結果だけでは見えない成長はたくさんあります。
点数を見ることは必要。
でも、点数だけでその子の頑張りまで評価しない。
家庭学習では、結果だけではなくそこまでの過程も見てあげたいと思っています。
「自分から勉強する子」にしたいなら
「言わなくても、自分から勉強してくれたらいいのに」
親なら一度くらい思ったことがあるのではないでしょうか。
でも、
自分から勉強する子になってほしいのに、親が全部決めて、全部教えて、全部評価する。
それでは、子どもが自分で学ぶ余地がなくなってしまいます。
だから私は、
「どうやったら勉強させられるか」ではなく、
「この子はどうしたら自分からやりたくなるだろう?」
を親が一番考えてあげることが大切なのだと思っています。
子どもは一人ひとり違います。
プリントが好きな子もいれば、実際に物を触った方が理解しやすい子もいる。
競争すると頑張れる子もいれば、比べられると嫌になってしまう子もいる。
集団塾が楽しい子もいれば、少人数や家庭学習の方が合う子もいる。
だから、
「小学校受験なら、このやり方」
という一つの正解に子どもを合わせるのではなく、
その子に合う勉強方法、その子に合うペース、その子に合う教室や塾を探していく。
それこそが、親にできることなのかもしれません。
小学校受験はゴールではありません。
受験が終わっても、子どもの学びはずっと続いていきます。
だからこそ、
「勉強させる」より、
「学ぶことを嫌いにさせない」。







