こんにちは。小学校受験指導歴9年、娘のおぺりちゃんをほぼ自宅学習で合格させたワーママ、おぺりママです。

先日、小学校受験を考えているというお母さんから、こんな相談を受けました。

「うちの子、偏食で……全然きちんと食べてくれないんです。」

小学校受験を考えていると、

「好き嫌いが多くて大丈夫かな?」

「食事のマナーも見られるの?」

と、心配になることがありますよね。

そこで今回は、わが家がおぺりちゃんの幼児期にどんなことを意識していたのかを書いてみたいと思います。

※もちろん、偏食には感覚過敏や体質、発達上の特性など、さまざまな理由があります。今回はすべての偏食についてのお話ではなく、日常生活の中でできる「食事環境の整え方」についての一例です。

「何を食べないの?」ではなく、1日の食事を聞いてみた

そのお母さんに、好き嫌いの内容だけではなく、

「ちなみに、昨日は朝から何を食べましたか?」

と聞いてみました。

すると、だいたいこんな感じでした。


・オレンジジュース
・サンドイッチ

昼前
・アイス
・わたあめ

昼ごはん
・チキン
・ポテト

夕飯前
・スナック菓子


・リンゴジュース
・トマト
・ブロッコリー
・グラタンを少し

これを聞いたとき、私が最初に気になったのは、

「偏食だから食べられない」ということよりも、

もしかして、きちんとお腹が空く時間がないのでは?

ということでした。

もちろん、その子によって事情は違います。

でも、ジュースやアイス、わたあめ、スナック菓子などを食事と食事の間に何度も口にしていれば、大人でも夕飯の時間にお腹が空かないことがあります。

幼児ならなおさらです。

おぺりちゃんも「何でも喜んで食べる子」ではなかった

では、おぺりちゃんは幼児期から何でも食べる子だったのかというと、そんなことはありません。

好きなものもあれば、嫌いなものもありました。

だから私は、「何でも食べさせなきゃ!」というより、

まずはきちんとお腹が空いて、食事をする生活を作ろう

と考えていました。

そのために決めていたのが、わが家なりの食事のルールです。

わが家で決めていた4つのルール

 ① おやつは少量。食事をきちんと食べた日に

おやつは食べさせていました。

でも、量は少なめ。

そして基本的には、

**おやつは食事をきちんと食べたご褒美**

という位置づけにしていました。

食事をほとんど食べなかったからといって、

「じゃあ、お腹が空いてかわいそうだからお菓子をあげよう」

とはしませんでした。

ここをやってしまうと、子どもからすると、

「ご飯を食べなくても、あとで好きなものが出てくる」

となってしまいます。

おやつは悪者ではありません。でも、食事の代わりにはしない。

これはかなり意識していました。

 ② 最初から食べ切れる量を出す

もう一つ大切にしていたのが、

**食べ切れる量を出すこと。**

大人はつい、「これくらい食べてほしい」

と盛りたくなります。

でも、幼児にとって毎回大量に残す経験になるより、

「全部食べられた!」

という経験を重ねる方がいいと思っていました。

なので最初は少し少なめ。

食べ終えて、「まだ食べたい!」となったら追加します。

目標は、

**たくさん食べることではなく、自分の食事を最後まで食べること。**

この考え方でした。

 ③ とにかく体を動かす

そして、ものすごく単純なのですが、

**よく遊ぶ。よく動く。**

これも大事だと思っています。

公園で走る。歩く。遊具で遊ぶ。

たくさん体を動かした日の子どもって、本当にお腹が空きます。

逆に一日中家にいて、途中でジュースやお菓子を口にしていたら、夕飯が進まないのもある意味当然です。

「食べなさい!」と食卓で戦うより、ごはんの前にたくさん動いて遊ばせる。

わが家ではこちらの方が効果的でした

 ④ 食事の時間を決める

そして最後は、

**ダラダラ食べないこと。**

わが家では食事の時間をある程度決めていました。

時間内に食べなければ、そこでおしまい。泣いても何でもしれっと片付けます(笑)

ずっとテーブルに置いて、

「あと一口食べて」「お願いだから食べて」

と追いかけることはしませんでした。

もちろん怒りません。ただ、

「ご飯の時間はここまでだよ」

と片付けます。

そして、お腹が空いたからといって、そのあとすぐにお菓子を出すこともしません。

次の食事まで待ちます。

## 一番大切だったのは「怒らない。でもルールは変えない」

私はここが一番大事だったと思っています。

子どもが食べないと、親もイライラします。

せっかく作ったのに食べない。

時間もない。

早く食べてほしい。

その気持ちはものすごく分かります。

でも、「食べなさい!」

と怒り続けると、今度は食事そのものが嫌な時間になってしまいます。

だから、わが家では最初におぺりちゃんにルールを話していました。

「ご飯を食べたら、おやつありだよ!今日は何かな?3時が楽しみだね」

「ご飯の時間は砂時計の砂が全部なくなるまでだよ」

「最初は量を少なく、全部食べてそれでも食べたかったらおかわりしよう」

と伝えてから食事を始めます。

そして一度ルールを決めたら、できるだけ曲げない。

泣いたからお菓子。食べなかったからジュース。

今日はかわいそうだから特別におやつ。を繰り返さない。

怒らないけれど、ルールは淡々と守る。

するとそのうち、

「今食べないと次まで食べられない」

「ご飯を食べたら今日はおやつが食べられる」

ということを子ども自身が理解していきます。

そして、きちんとお腹も空くようになります。

最終的には親が無理やり食べさせるのではなく、

**子どもが自分で食べようとするようになる。**

私はそこを目標にしていました。

小学校受験で大事なのは「好き嫌いゼロ」ではない

では、小学校受験をするなら偏食を完全に直さなければいけないのでしょうか。

私は、そうは思いません。

嫌いな食べ物が一つもない子なんて、なかなかいません。

小学校受験で大切なのは、

・決められた時間に行動する
・自分のことを自分でする
・約束を守る
・苦手な食材にも少し挑戦する
・食事中にきちんと座る
・いただきます、ごちそうさまを言う
・周りの人と一緒に食事をする

など、生活習慣がたくさん詰まっています。

そして、こうした力は小学校受験の行動観察や生活習慣にもつながっています。

小学校受験は、ペーパーだけではありません。

こうした毎日の生活そのものが、実は一番の受験対策だったりするのだと私は思っています。